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プロフィール |
Author:TMU高大連携室スタッフ
東京都立大学、高大連携室のブログ。イベント情報や、高大連携室でのできごとなど、活動記録を中心に掲載します。所属する教員・学生スタッフがそれぞれの視点からつづります。 E-mail:koudairg@tmu.ac.jp
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院生スタッフに聞く その2-2 「高校生のとき、どんな生徒だったか」 |
こんにちは。 院生スタッフの佐伯です。
「院生スタッフに聞く」の2-2回目です。
今回のお題は「高校生のとき、どんな生徒だったか」です。 回答してくださるのは人文科学の勝見、経営システムの大西です。
よろしくお願いします。
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こんにちは。 院生スタッフの勝見です。 今回のブログテーマは「高校の時どのような生徒だったか」ということみたいですが、副題として「個性的に」とあったので前回と趣向を変えてみました。 「私」と「高校生の私」とのインタビュー形式で書きました。 自分の事を書くのって難しいです。 過去の自分となるとなおさら。 だから、虚構の力をお借りしました。ですが、書いてあること自体はおそらく、高校のとき自分が感じていたことです。 拙い文章ですが、よろしくお願いします。
私「こんにちは、はじめまして。突然失礼します。あなたはS高校の勝見さんでよろしかったでしょうか」 高校生の私「・・・はい、そうですけど、なにか?」 私「あなたに幾つか伺いたいことがあるのですが、お答えいただけますでしょうか?」 高校生の私「は、はぁ・・。いいですけど。」 私「さて、いいですね。もちろん、お答えにくいことは答えていただかなくても結構です。答えられる範囲で構いません。まずは、あなたは現在高校三年生なわけですが、どうですか、高校生活は楽しいですか?」 高校生の私「はい、とても充実していますし、楽しい生活を送っています。」 私「そうですか、それはいいことですね。特にどういったことに楽しみを感じているのでしょうか。」 高校生の私「一番は部活ですね。あ、野球部に入っているのですが、毎日の練習とその帰りに友達と話しながら帰るのが楽しいんです。」 私「へ~。野球部に。練習は大変ですか?」 高校生の私「練習自体よりも移動が大変です。しがない都立校にバスなんかないので、埼玉県のグラウンドまで自転車を約一時間こいで行かなくてはならないのが大変です。往復二時間です。時々、野球部なのか自転車部なのか分からなくなります。でも、その練習帰り、友人と話しながら帰るのが楽しんですよ。」 私「それは大変ですね。友人とどのような話をされるのですか。」 高校生の私「いえ、お話するほどの内容の話はしてないですよ。」 私「たとえば?」 高校生の私「え、え~と。食べ物とか漫画についてとか、色々。」 私「それでは、勉強の方はどうでしょう」 高校生の私「まあままですね」 私「好きな教科・嫌いな教科ははなんですか?」 高校生の私「好きな教科は国語と社会です。嫌いというか苦手というか、まだ、実力を発揮しきれていないのは、数学ですね。これからの自分に期待しています。はい。」 私「部活と勉強の両立は大変でしょう。なにか工夫をされているのですか。」 高校生の私「工夫ですか・・・。そうですね。まず、長期の勉強計画を立てます。ちなみに、それは大体の計画です。そして、必ず緩やかな助走期間を作ります。乗ってきたら一気に計画を進めます。その繰り返しです。」 私「参考になります。ところで、あなたは受験生ですよね?予備校には通われているんですか?」 高校生の私「いえ、どこにも。夏の大会が終わったら本格的に勉強一本で行くつもりです。」 私「恋人は?」 高校生の私「・・・・・。ノーコメントで。」 私「大学進学を希望されていますよね、どういったことを学びたいのですか?」 高校生の私「先日の国語の授業で先生がこんなことを言っていました。「類推しろ!分からなかったら、類推しろ!」と。今まで、国語の授業といえば、先生が答えを握っていてその正解以外はすべて誤りだという授業だったんです。ところがその先生は「類推せよ」とおっしゃる。答えを言わないんですよ。類推って「類似の点をもとにして他の物事を考える」的なことみたいなんですけど、類推ってなんか面白いなぁと。大学では「類推」をしたいなぁと思います。」 私「面白いですね。その先生。」 高校生の私「はい。あと、倫理の先生の授業もとんでもなく面白いですよ。その先生は授業というか対話的なんですよ。教科書は使わずに一緒になって考えるみたいな。」 私「対話的な授業も面白そうですね。さて、質問は以上です。色々と参考になりました。どうも有難うございました。」
以上です。 読んでくださった方ありがとうございました。
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皆さんこんにちは。 院生スタッフの大西です。今回は「高校生の時、どんな生徒だったか」というテーマなので、高校時代を懐かしみながら書きたいと思います。 私の通っていた高校は神奈川県で最も歴史のある高校だったため、古き良き伝統を大切にしている学校でした。その伝統を守るため、極力規制などは行わず、生徒の自主性を重んじ、自分達で考えて行動することを校訓としていました。高校入試の際も部活や行事への参加状況などが評価される学校だったので、入学する学生は活発な生徒が多く、沢山あるイベントはどれも盛り上がりました。 私はそこで「自分達で全力で楽しむ」ことを学びました。大学生活も当然楽しいことばかりではありませんが、その状況を楽しむくらいの気概を持った方が自分にはあっているのだと今でも感じています。 部活動や委員会など、とにかく面白そうなことには首を突っ込んでいたので、各行事や非日常の美味しい場面にはほとんど立ち会っていたのではないかと思います。その精神は今でも自分の中で強く生きており、楽しいと思ったら自分からどんどん企画したり、人を集めたりすることが出来るようになりました。皆さんも学生時代にやっていたことが、思いがけない所で役に立つかもしれません。思えば中学時代までずっとやっていた野球を辞め、高校から新しくサッカーを始めたことも今の大学生活に大きく影響しているのかと思います。面白そうだったらとりあえず首を突っ込む。突っ込んだらそれを皆で全力で楽しむ。この二つを徹底的に突き詰めた高校時代だったのかと思います。
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いかがでしたでしょうか。
院生スタッフの回答と、ご自身の高校生活をくらべてみると、おもしろいかもしれませんね。
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