こんにちは。 院生スタッフの佐伯です。
「院生スタッフに聞く」の3-1回目です。
今回のお題は「好きな言葉」です。 回答してくださるのは情報通信の佐伯、生命科学の新井です。
よろしくお願いします。
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こんにちは。 院生スタッフの佐伯です。
私の好きな言葉は、「適当」です。 この言葉は両義語と呼ばれるもののひとつで、「要求や条件に、うまくあてはまること、ふさわしいこと」や、「程度がほどよいこと」といった良いイメージの意味と、「(悪い意味で)いい加減」といった悪いイメージの意味の両方を併せ持っています。おもしろい言葉ですね。
近年は、適当というと、悪いイメージで使用されることが多くなっていると思いますが、私はこの「適当」という言葉の中でも、「程度がほどよいこと」という意味が好きです。 手を抜くことや、おざなりにすることとは異なりますが、本当に全力でやる必要があるときのために、抜きどころを見つけることや、頑張りすぎないことも大切な能力であると私は思います。 人間、常にすべてのことに全力でいることは難しいです。疲れてしまいますからね。
頑張りすぎず、サボりすぎず、ほどよく頑張り、要求に対してふさわしい結果を出す。 これが必要な時にできるような人でありたいですね。
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こんにちは。院生スタッフの新井です。 私の好きな言葉を紹介します。
ことばじゃなくて、してくれたことで、あの花を見るべきだった。(中省略)あれこれ言うかげには愛情があったことを、見抜くべきだった。
ー星の王子さま サン=テグジュペリ 河野万里子訳 新潮出版
私の大好きな本である「星の王子さま」から引用しました。王子さまが、育てていた花とケンカ別れしたことを後悔したときに言ったフレーズです。 私も普段の生活のなかで、イラっとしたり、悲しい気持ちになったりと人の言葉に振り回されることがあります。 でも、言葉はその人の一部しか表していないのだとこのフレーズによって毎回気付かされます。 友達、恋人、まわりの人が嫌になってしまったとき、この言葉を思い出して、その人が私にしてくれたことを考えるようにしています。 友達は私の生活に楽しさや刺激を与えてくれます。 まわりの人のしてくれたことを思い出すと、もっと優しくなれる気がします。
「星の王子さま」のなかには素敵な言葉がたっくさん詰まっています。 ぜひ読んでみてください!
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いかがでしたでしょうか。
スタッフごとに考えが異なっていて、おもしろいですね。
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