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TMU高大連携室スタッフ

Author:TMU高大連携室スタッフ
東京都立大学、高大連携室のブログ。イベント情報や、高大連携室でのできごとなど、活動記録を中心に掲載します。所属する教員・学生スタッフがそれぞれの視点からつづります。
E-mail:koudairg@tmu.ac.jp

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TMU高大連携室のスタッフブログ
~活動記録とお部屋でのできごと~
院生スタッフに聞く その4-3 「あなたの研究内容を紹介してください」
こんにちは。
院生スタッフの佐伯です。

「院生スタッフに聞く」の4-3回目です。

今回のお題は「あなたの研究内容を紹介してください」です。
回答してくださるのは人文科学の勝見、建築の松野です。

よろしくお願いします。

――――――――――

こんにちは。院生スタッフの勝見です。これから、「大学院での研究」を紹介したいと思います

私は「日本文学」を専攻しています。その中でも、「戦後文学」を主な対象としています。
日本で「戦後」と言った場合、「1945年の敗戦」を意味します。
この時期の文学は「戦争と文学」「民主主義」といった複雑かつ深刻な問題を探究する急先鋒でした。多くの個性的な作家が登場し、上記の問題について作品を残し、議論していました。

私は戦後の文学者の中でも、「埴谷雄高」という作家が残した作品について研究しています。
埴谷雄高(1902-1997)は戦後日本で活躍した作家・思想家です。。
埴谷は『死霊』『虚空』『不合理ゆえに我信ず』等に代表される「存在」の問題を生涯、思索し続けました。
「存在」を探究するとは自身に対して「私が私であるとはどういうことか」「あるとはどういうことか」と問うことです。
それらの問いは論理的には解けない問いとして、差し置くことは容易いでしょう。しかし、埴谷は文学という形式で「存在」について問い続けました。
上記の困難な問題は古くから宗教と近しい関係を結んできました。
つまり、人生の意味(「存在の問題」の根本とは少し意味としては違いますが)を求める問いは超越的視点を想定してしまう傾向にあるのです。
私は現在「埴谷はその超越性から自由であったのか」ということに関心があります。



文系の研究というと、理系とは違った漠然としたものだと思われがちですが、必ずしもそうとは言いえません。というより、理系も文系も研究の方法の大筋は変わらないと言ってよいでしょう。「自ら関心のある領域に身を置き、そこで疑問に思ったことを広げ、追求していく」というスタイル。それ自体は文系も理系も変わりません。重要なのは、自らに課した問いをしつこく、問い続けるという根気です。「仮説が外れたら、また、違った視点で次の仮説で」という風に。
(ちなみに、ここには自戒も含まれています「修論に向け、頑張らないと」)

――――――――――

こんにちは、院生スタッフの松野です。
私は、建築分野の耐震性能、特に煉瓦造建物の耐震性について研究しています。

煉瓦造は、世界において、最も用いられている建築構造のひとつであり、日本にも昔は多くの煉瓦造建築物がありました。しかし、最近では新しく煉瓦造の建築物が日本で作られることはほぼありません。それは何故かというと単純に耐震性に問題があるからです。

みなさんもご存じの通り、日本は地震大国であり、日本で建物を建てる際、地震のことは絶対に考慮する必要があります。今、日本で主流となっている鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造の建物は程度に違いはあれどどれも地震にある程度の耐性があります。地震が起きたときに全壊することが少ないのです。(大震災時など例外はありますが)
その一方煉瓦造は、煉瓦を積み重ねているだけの構造なので、一度崩れてしまえば全壊は免れません。そのため、耐震性が低いとされ、今現在、日本には適していない構造という見方をされています。

そこで私は、日本で煉瓦造建築物が建てられるように煉瓦造建築物に付け加えることのできる補強方法について研究しています。他の方法が地震に強いことがわかっているのに、なぜ地震に弱い煉瓦造の補強方法について研究しているか、と言われれば簡単です。煉瓦造建築物の外観が好きだからです。更にいえば、建物を構成しているいわば骨組のような部分がそのまま外観の美しさにまで反映されている、ということをとてもスタイリッシュに感じるからです。(木造やコンクリート打ち放しの建築物もそうですが)

そんな単純な理由で研究内容をきめていいのか、と言われそうですが、この研究には大いに意義があると自負していますし、なにより自分が楽しく研究出来る内容でなければ続かないと思います。

みなさんもなにが研究、またはその先の就職につながるかわからないので興味があることがあればどんどん手をだしていってみてはいかがでしょうか。その中に将来の自分を決めるなにかがあるかもしれませんよ。

――――――――――

いかがでしたでしょうか。

みなさん色々なことを研究していて面白いですね。
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