|
 |
プロフィール |
Author:TMU高大連携室スタッフ
東京都立大学、高大連携室のブログ。イベント情報や、高大連携室でのできごとなど、活動記録を中心に掲載します。所属する教員・学生スタッフがそれぞれの視点からつづります。 E-mail:koudairg@tmu.ac.jp
|
|
 |
|
院生スタッフに聞く 2016年度第1回②「人生で大きかった選択」 |
こんにちは。 院生スタッフの大西です。 本日は「院生スタッフに聞く」の第1回②です。
テーマは引き続き「人生で大きかった選択」です。 回答させていただくのは、建築学域の松野と分子物質化学専攻の前田です。
よろしくお願いします。
——————————
こんにちは、院生スタッフの松野です。
私の「人生で大きかった選択」は中学受験をやめたことだと思います。 私には3つ上の兄がいるのですが、兄が中学受験をしたこともあり、自分も特になにも考えずに小学4年生から進学塾に通っていました。 しかし、小学6年生になったあたりからなんで自分は公立中学校に行くという選択肢についてろくに考えずに私立への進学の準備を進めているのかという気持ちが大きくなっていきました。また、いろいろな私立中学の見学に行きましたが、自分がここに入りたいと思えるような学校が見つかりませんでした。 加えて、自分の地元では中学受験をする人は少数派で仲の良い友達の多くは地元の公立中学に進学するので、わざわざ友達と離れてまで違う中学校に行くために勉強するということにどうしても熱を注げませんでした。 そういう気持ちでだらだら勉強していたら、見かねた母親が受験手続の直前に「行く気ないなら受験やめる?」と聞いてきました。 私は、そういう選択肢があるとは思ってなかったのでそこで初めて自分が本当にしたいことについて考えたのだと思います。 その結果、私は中学受験をやめ、地元の公立中学に行きました。
今思うと、あそこで中学受験をして、私立中学に通うという選択をしていた未来もおもしろかったのだろうと思います。しかし本当に重要だったのはどちらの選択をしたのかではなく、自分のやりたいことについて考え、その上で選択したことだと思います。ただなんとなく過ごしていても勉強等最低限のことをしていれば人生はなんとなく過ぎ去っていってしまうと思います。 そうではなく、その時自分が何をしたいのかについてよく考え、能動的に選択していくことが大事なのだと思います。 そうすることで後にあの時の選択は失敗だったな、と思うことがあっても後悔することはなく、その失敗を次の糧にすることが出来ると思います。
——————————
初めまして。 院生スタッフの前田凌雅です。
私の人生で大きかった選択は国際インターンプログラムに参加したことです。
これは大学4年次のことです。 日本のある大学で私の研究と似たような研究をしているグループがあり、そこで一ヶ月半の期間海外からも学生を集め(学部3年から修士1年まで)、グループに分かれて研究をするというプログラムがありました。 そこではアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、台湾など、様々な国籍の人が12人集まり、その期間は皆が同じ宿舎に宿泊するので、研究と共に衣食住まで全て英語で会話をします。勿論、このプログラムの応募要旨も英語での記入となります。 その大学自体にも学生はいるのですが、学生は全て留学生でしたので、先生方と事務方を抜けば日本人は私1人でした。
これが何故大きい選択だったのかというと、必死でやれば何とでもなる、そのままでは変化はないという経験をしたからです。 そもそも私の英語力は凄まじく低く、大学の英語のクラス編成では最底辺のクラスで、大学入試2次試験でも4割しか取れないという酷い有様。 また、このプログラムが教育実習のほぼ一週間後にあったため、準備期間もほとんどありませんでした。 しかし、そのような状況下でも自分の将来のために"挑戦"することを選択し、このプログラムへの応募に踏み切ったわけです。 結果、最初は皆が話していることも分からず、研究も皆の後ろをついていくだけでしたが、時間が経っていくにつれて、ちゃんとコミュニケーションが取れるようになり、研究も率先して行えるようになりました。 嫌悪感すら抱いていた英語も、今では海外の人とも普通にコミュニケーションがとれるようになっています。
もし、あの時、勇気を出せずに"挑戦"していなかったら、英語は嫌いなままだったでしょうし、必死でやれば何とでもなるという経験も得られなかったでしょう。 この"挑戦"によって英語以外にも多くのことを得られましたが、ここで言えることは一つ。 何事に対しても勇気を出して、まずは"挑戦"をするということです。 "挑戦"をせずに今のままで変化を求めないのであれば、それで安定しているかも知れませんが、それ以上の進化は望めません。 本気で"挑戦"をし、もし失敗しても、そこから得られるものは多いはずです。 自分を変えたい、今よりも良くなりたいと思う人は、二の足を踏まずに、是非"挑戦"をして下さい。
|
|
 |
|