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TMU高大連携室スタッフ

Author:TMU高大連携室スタッフ
東京都立大学、高大連携室のブログ。イベント情報や、高大連携室でのできごとなど、活動記録を中心に掲載します。所属する教員・学生スタッフがそれぞれの視点からつづります。
E-mail:koudairg@tmu.ac.jp

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TMU高大連携室のスタッフブログ
~活動記録とお部屋でのできごと~
院生スタッフに聞く 2016年度第1回⑤「人生で大きかった選択」
こんにちは。
院生スタッフの大西です。
本日は「院生スタッフに聞く」の第1回⑤です。

テーマは引き続き「人生で大きかった選択」です。
回答させていただくのは、人文社会の武智です。

よろしくお願いします。


——————————


文化基礎論専攻修士2年の武智です。
今回は『人生の選択』というとても大きいテーマなので何を書こうか迷いましたが、公立大学に入る上で必要を迫られたセンター試験の科目についての選択をご紹介しようと思います。

まず人文・社会系志望だった私には、国語 英語 数学、地理歴史、公民から3教科、理科から1教科、という6教科が必要でした。当時は理科の「基礎」というものはありませんでした。
問答無用で最初に決まったのが地理歴史の世界史でした。現在西洋史の研究室にいることからも分かる通り、世界史は大好きな科目でした。どんなに難しくてもいいから世界史だけで首都大の入試が終れば良いのにと何度も思いましたが、現実はそのように甘くはなく次に公民科目の選択に迫られました。

当時私の高校の文系は圧倒的に政経を取っていました。しかし高2になり政経の授業を受けると事件が起きました。なんと私は信じられないくらい内容を理解できなかったのです。もちろん、日頃高校生の方に高校での学習の大切さをご説明している身の上なので名誉の為に追記しておきますが、一生懸命勉強しました。先生にも友達にも質問しました。しかしひたすら修行のごとく教科書を暗記してテストの点をやっと取ることしかできず、これでは受験の科目にできないと考えました。公民科目として第一線で活躍している政経に敗れた私は自信を喪失し、首都大受験を諦めようかとも考えました。しかしそんな時に家庭教師から倫理という科目の存在を教えられました。教えられたといっても高校一年生の時に授業自体は受けていたので存在は知っていました。けれども当時とても影の薄かったこの科目がセンターに使えることを私は完全に忘れていました。世界の宗教について浅く知るだけの楽しい科目だと思っていたのです。教科書を読み直してみると世界史と被るところが多く、私はクラスで白い目で見られながらも倫理を公民科目にしました。

公民以上に苦しめられたのが理科でした。私は私立の中高一貫校に通っていたので、中学時代の理科の授業も進め方がやや特殊でした。しかし特殊かどうか関係なくとにかく何をやっても理科ができませんでした。理系の両親が毎回ため息をつくほどテストが出来ず、先生に質問に行くと質問内容の意味が分からないと言われる始末でした。おそらく、私の脳みそには理科という科目を理解する機能が無いのだと今でも思います。高等部に入り実際に受験科目を考えるに当たり、物理と化学は話にならず、地学と生物で悩みました。悩むというとなんだかかっこ良いですが、現実は四分野すべての教科書が外国語のごとく分からなかったので、大学で大好きな世界史を勉強する為にせめてどれなら出来るかを考えました。「とりあえずできそうなものにして、ちょっと大変だったら他のにしよう」などと悠長な事を言える余裕は私にはありませんでした。とにかくその科目と決めたからには目から血が出ようとも最後までやり通すことを決意しました。ここで一つ思い付いたのが、生物であれば理系の子も取っているという事でした。そして理系の子はセンターの生物レベルは完璧であるということも考え付きました。(今考えればあまり根拠がない事です。) より多くの人に質問ができるということは、理科音痴の私にとって素晴らしい魅力でした。そして実際に、推薦で通った友達に頼み込んで泊まり込みで教えてもらうことに成功しました。

ここまで書いた私の選択とは①倫理を選んだこと、②生物を選んだことです。
結果と言えば、現役で合格できたのですから間違っていなかったのだと思います。
しかし私がこの選択をして学んだことは目標を達成させるために必要な3つのこと、自分を良く分析する、決して諦めない、そして目標を見誤らないということです。何事も猪突猛進すればすべて上手くというわけではありません。もし私が、大多数がそうだからという理由で政経を選んでいても、結局後手後手になり失敗していたと思います。そして、自分に何ができるのか、できないのかをしっかり考えた上で、諦めないで進み続けたことで私は受験を乗り越えたと思います。さらに一番大事なのは、何が目標なのかを間違えない事です。私の場合は、自分が興味を持っている分野を研究している先生が居るので首都大で西洋史を勉強したい、という事でした。つまり、首都大という大学に通ればそれで良いということではありませんでした。大好きな世界史を勉強する為なら謎の集大成である生物も勉強できましたし、公民科目で迷った時も受験を諦めずに済みました。モチベーションを保つには、必ずしも偏差値重視で決めるこが一番とは限らないと私は思います。

受験勉強はとても大変です。しかしそれを乗り越えると確実に多くの事を学ぶことが出来ます。私にとってセンター試験の科目選択はその後の目標達成にとても影響を与えた事でした。受験勉強にくじけそうになったときは、ただ合格する事だけではなく今やっている勉強自体が自分の力になることを思い出してください。



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